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有効症例紹介

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不妊症

不妊症、当院最高齢51歳で出産

4年前、不妊症で夫婦が遠距離ながら当院に受診。弁証より漢方薬の処方を行った。
レディースクリニックにも通い、人工授精、1年前より体外受精3回を実施されたが、うまく行きませんでした。卵子の質が低く、何回か空胞でしたが、漢方薬の調整でいい卵子が取れる場合もあった。
去年春、妊娠を確認し悪阻も認められた。妊娠高血圧など流産のリスクを乗り越え、今年1月に待望の男の子を出産された。
現在、お母さんの体調が弱いため通院中である。

40代で子宮筋腫術後と習慣性流産から妊娠・出産に至った

治療方法:生薬煎じ漢方薬
子宮筋腫の術後5年で再発がみられ、その時期から妊活をはじめて、鍼灸治療を行う。半年後に妊娠が発覚するも、2週間後に稽留流産が確定し手術を行った。術後、他院にて漢方治療をしつつ不妊不育を専門とする医療機関で検査を行った結果、血小板凝集が高値で、MLC抑制テスト-27%であったためバイアスピリンの服用と夫リンパ移植及びにレーザー治療を行うも化学流産した。
このような経緯があり、習慣性流産の治療のために当院に来院。体外受精を他院で行い採卵・移植を始める前に中医学的に漢方薬の処方を行った。 気滞や血流の改善を図りつつ、着床しやすい漢方の煎じ薬など使用した。その後妊娠が発覚し、心配であった流産も起こらず無事に出産を迎えた。

20代後半 子宮筋腫

結婚7年、子供を授からず、子宮筋腫があるものの(約4cm大、2個)、ホルモンなどの検査で特に異常なく、当帰勺薬散を内服中である。
弁証より、当帰勺薬散をやめ、柴胡加竜骨牡蛎湯加減で調整し、2週間の治療で胸脇苦満が消失した。頭痛、便秘も改善、体が温かく感じた。1か月半後、妊娠しましたとの電話をいただいた。

30代前半 卵巣老化

人工授精などの治療を何回か受け、卵巣老化と診断された。温経湯を内服中、女性ホルモン内服で人工周期を維持している。
来院後、弁証より、温経湯をやめ、煎じ薬を処方し、鍼灸の治療も加わる。
1週間後、頻尿と睡眠が改善した。
1か月後(5月)、生理の量は前より増え、色も黒から通常の色になり、基礎体温は2相性になった。神戸某レディースクリニックより人工授精を受け、2013年11月に妊娠が確認できましたとのお知らせをいただいた。

30代後半 体外受精

卵管不通で2回ほど体外受精を受けたが妊娠できず、妊娠しやすい体質に変えたいため、当院に受診。
来院時、ほてり、寝汗、足の冷えがあった。煎じ薬で体調のバランスを整え、翌月で生理の量が増え、体調も大分改善した。
2か月後、基礎体温も2相性になっていた。体外受精にあわせ、煎じ薬を調整し続けた。その後、体調もよく、卵子の大きさ、排卵も問題はなかった。8月の体外受精では妊娠できなかったが、その後、漢方で体調を整えてから10月に体外受精を再度チャレンジすると、2013年12月に妊娠できましたと報告を受けた。

30代後半 黄体機能不全

すでに体外受精で男の子を持ち、もうひとり子供がほしいということで当院に受診。
来院時、基礎体温は低温相のみ。
2週間後、生理の量が前よりやや増え、イライラ、睡眠障害が改善。
1か月後、基礎体温は2相になっていたが、ギザギザで高温期10日間程度。
2か月後、卵子の状態も改善して(腹部エコーより)、高温期は13日間。
3か月後(今月)、妊娠が確認された。
現在、漢方の保胎治療を継続中(黄体機能不全は流産のリスクが高いため)。

40歳 卵巣老化

2年前より大阪某産婦人科クリニックで不妊治療を受け、人工授精6回を受けたが、子供が授からず(AMH0.5ng/ml)。
2012年10月に西宮に引っ越し、西宮北口某産婦人科に通い始めた。当院も近いため、漢方の治療を併用。
体が温かく感じ、イライラも前より軽減した。2012年12月産婦人科検査で子宮内膜12㎜(昔9㎜程度)。
生理の量も増え、1月中旬に妊娠しましたとの報告が入った。

35歳 原因不明

某産婦人科でホルモン検査、卵管も異常を認めていなかった。
ただ高温期の体温上昇は緩やかで持続日数は12日間程度。
当院に来る前、当帰芍薬散を内服中であり、すでに2年間不妊治療を受けていた。
来院後、弁証より生薬を処方。趙鍼灸院の鍼灸治療も始めた。
1か月後、生理痛が緩和されて、熟睡できるようになった。
2か月後、高温期の体温上昇が改善され、13日間維持。
1月末に妊娠しましたとの電話が入った。

20代 原因不明

結婚2年目、子供が授からず、某産婦人科で検査を受け、特に異常がないといわれた。1年間タイミング療法で妊娠できず、当院で受診。
弁証より生薬処方
1か月後、気持ちが落ち着き、便通も改善。
2か月後、定期検査で卵胞と子宮内膜なども順調。
今月(9月)に妊娠が確認された。

30代 黄体機能不全

某クリニックにて黄体機能不全と診断された。3年間、人工授精などを施行されたが、うまくいかず、当院で受診。(甲状腺機能低下のため、チラージンを内服中)
弁証より生薬を処方。
2週間後、冷えは改善され、気持ちも以前より良くなり、おなかのはりも改善。
4週間後、生理痛が軽減され、睡眠障害が改善。
2か月後、高温期11日程度から14日に。
3か月後、人工授精により妊娠を確認できた。
現在、流産予防で漢方を内服中である。

30代後半 習慣性流産

子供2人あり。(流産歴あり)
3人目の子供がほしいと2012年5月より某レディースクリニックに通い、人工授精と体外受精を施行され、2013年3月に妊娠を確認されたが、6月で流産。
体質を改善したいため、7月から当院に通いはじめた。
最初、弁証より体調の回復を中心に生薬を処方。
2か月後、精神的、体力的にも回復した。
その後、生理周期、クロミッドの内服にあわせ、弁証より生薬を処方。
2回目の体外受精で妊娠できた。
その後、継続的に保胎(流産の予防)治療を継続し、2014年7月に元気な赤ちゃんが生まれた。

50歳 神戸在住 卵子老化

神戸の某クリニックより20回程度の体外受精を施行され、漢方薬局にもらった漢方薬なども併用したが、子供を授からず、いろいろ調べた結果、当院に受診。
来院時、血液:FSH:20 mIU/ml前後、 LH:6.5mIU/ml。
症状:寝つきが悪い、暑がり、足が冷え、夜間尿回数3回/日。
弁証より生薬を処方。
2週間後、睡眠改善、暑がり感も消失。
1か月後、冷え改善、夜間尿1回程度。
2か月後、子宮内膜の厚さは8.7㎜、前より改善された。(前は8㎜前後)
3か月後、妊娠が確認できた。
今回の受診時、胎のう、胎児の心拍も確認できた。

43歳 不育症 大阪在住

2006年より不育症と診断された。絨毛検査で血栓軽度~中等度、脱落膜フィブリン・血栓軽度。
血液検査:第12因子活性50%、キニノーゲン(添加)0.401、キニノーゲン(非添加)0.105、AMH:0.8ng/ml。
大阪の某レディースクリニックにて抗凝固療法を受けられ、人工授精・体外受精も施行されたが、妊娠できず。2014年6月に当院で受診、同時に大阪から当院に近い某レディースクリニックに切り替えた。
1か月後、睡眠がよくなり、イライラなどの症状も改善。
3か月後、卵胞の発育がよくなり、内膜の状態も改善された。
2014年12月、妊娠が確認された。妊娠後、一時、不正出血があったが、3日間で止まった。
現在、定期的に某レディースクリニック通いながら、当院も通院している。経過は順調である。

36歳 原因不明 尼崎在住

結婚3年目、子供を授からず。某産婦人科で検査を受けられたが、特に異常なしといわれた。当帰芍薬散、温経湯など内服中。タイミングで不妊治療を受けている。
弁証より生薬を処方。
1か月、排卵前のおりものが多くなった以外は特に変化なし。
3か月後、妊娠が確認された。
現在、つわりの症状があるものの、経過良好である。

30代 多嚢胞性卵巣症候群 大阪在住

某レディースクリニックで2年間不妊治療を受けたが、妊娠できず(プラノバール、コランチル内服中)。
2014年12月より当院の漢方治療を併用。
来院時、冷え、生理前イライラ、肥満。
1か月後、冷えと生理前イライラが改善。卵胞が小さい、内膜が薄い。
2か月後、体重が2kg減り、卵胞が小さいが前よりましになった。
3か月後、子宮内膜が11㎜、卵胞も大きくなったが、妊娠に至らなかった。
今月、高温期が14日を超えても、生理が来ず、吐き気がややある。
数日後の検査で妊娠が判明し、現在6週目で胎児の心拍も確認された。

43歳 不妊症

5年前より不妊症と診断されて、タイミング療法、人工授精、体外受精も3回受けられたが、妊娠に至らなかった。
今年5月に当院に受診し、漢方と鍼灸の併用を続けてきた。10月初め、妊娠が確認され、流産を予防するため、内服継続中。

37歳 不妊症 AMH0.4ng/ml

2013年より排卵まで日にちがかかるようになり、月経周期も40日になり、卵巣機能が40代と言われた。
2014年4月  顕微受精 初期胚2個→化学流産。
2014年10月 顕微受精2回目、胎盤胞2個→化学流産。
2015年8月  顕微受精4回目  染色体異常で移植せず。
2015年10月より当院に受診、弁証より生薬を処方。西洋の治療も当院近くのレディースクリニックに変えた。その後、体の疲れが取れ、睡眠が深くなり、生理の量も前より増え、子宮内膜の厚さも前より改善された。
2016年3月採卵、2個を採取されて、4月に移植され、5月に妊娠判定を行い陽性だった。
現在、胎児は順調に成長中。

更年期障害

ほてり感、睡眠が浅い 50歳 女性

1年前から、ほてりを感じるようになり、イライラ、熟睡もできない。加味逍遥散を内服したが、改善せず。
弁証より、柴胡加竜骨牡蛎湯加減で処方。
1週間後、イライラが改善、ほてりもなくなったが、中途覚醒がある。
3週間後、睡眠は改善したが、たまに中途覚醒がある。
現在、内服調整中。

40代後半 頭痛、体がだるい

生理が1年前より遅れかち、頭痛がひどくなり、特に生理前が強く一日中だるい。
弁証より抑肝散加減で処方。
1週間後、頭痛がなくなり、だるさは変わりなし。
3週間後、元気が出てきた、頭痛はなし。

不正出血 40代後半

3年前閉経した。最近は急に不正出血があり、量が多く、止まらないため、婦人科に受診したが、治療法がないといわれ、当院に受診。
弁症より補中益気湯加減で治療。
2週間後、出血が止まり、体も前より元気になった。
内服を微調整中。

子宮内膜症

子宮内膜症による腰痛、腹痛 40代前半

子宮内膜症で、腰痛・腹痛があり、特に生理中に痛みが強くて、1日何錠もの鎮痛剤を内服しないと我慢できないほど。弁証より、桂枝茯苓丸加薏苡仁汤加减を処方。
2週間で腰痛・腹痛が軽減され、今月の生理では鎮痛剤の内服不要で経過良好である。

産後の不調

30代 女性

流産後、冷え、イライラ、寝つきが悪い、全身倦怠感が強い。
弁証より、十全大補湯加減を処方。
1週間後、体調は良くなった感じ、イライラ、寝つきも改善。
3週間後、元気になった。冷えはなく、熟睡ができる。終診。

産後湿疹 20代後半

産後1か月後、顔面、大腿部に湿疹が出現し、かゆみも強く、授乳中であるため、西洋治療を受けたくなくて、当院に受診。
弁証で産後陰虚によるものと考え処方。
1週間後、症状は変わらず。
2週間後、顔面の湿疹やや改善程度。
弁証を見直し、肝鬱化火、湿熱下行があると考え、処方を変更。
3週間後、顔面の湿疹が消失、下半身の湿疹も改善。
4週間後、湿疹が消失。終診へ。

リウマチ

関節リウマチ 車いすの状態で来院しCRP値が13あった方が、半年で完全治癒した症例

20年前に関節リウマチを発症し、他院で診断を受けた。現代医学の西洋薬を服用して治療を行っていたが、重度の肝機能異常など副作用が見られるようになり、西洋薬での治療を止めざる得なかった。
来院時には車いすを使用し、自分で歩くことが出来ず、手足に触れただけでも痛みが生じるほどだった。
検査 MMP-3:502 CRP値:13.61
中医学的な詳細な問診・腹診・脈診などを通して「寒湿、血瘀」と診断。
温めながら湿気を取りつつ、血流を高める漢方薬を使用。
半年後 MMP-3:58.4 CRP値:0.20
現在は歩行が出来るようになり、体重も増加傾向。朝のこわばりはたまに起こるが、痛みは消失した。

30代後半 女性

リウマチ関節症と診断されて、西洋薬を内服して治療を受けたが、肝機能障害が起きたため治療中止。来院。
弁証より、煎じ薬を処方。
1週間後、手と足の関節の痛みは変わらず、関節の浮腫が改善。
2週間後、関節の痛みがやや軽減、関節の浮腫はほとんどなし。
4週間後、関節の痛みはわずか程度に。

40代 女性

整形外科よりリウマチと診断されて、西洋薬を服用したくないため、来院。
手と足の関節が痛い、浮腫あり。
弁証より、煎じ薬を処方。
1週間後、手と足の痛みと浮腫やや改善。
2週間後、痛みと浮腫がさらに改善。3か月ぶりに止まっていた生理が来た。
3週間後、浮腫がなく、痛みも気にならない程まで軽減。
煎じ薬を微調整中。

60代 女性

昨年よりリウマチ関節炎と診断されて、他院でステロイドとアザルフィジンEN内服中。CRP 3~4mg/dlで推移。手足の腫れ、痛みがあった。
弁証より生薬を処方。
2週間後、痛みと腫れが軽減された。
4週間後、CRP:1mg/dlに下がり、リウマチ専門医よりステロイド5mg→4mgに減量。現在、継続治療中である。

  • 来院時の写真(左足が腫れている)

  • 1か月後、痛みと腫れが軽減、CRPも下がった。

早期リウマチ 30代 男性 奈良県在住

両手の関節痛でリウマチ専門外来に受診。早期リウマチと診断された。消炎鎮痛薬など西洋薬を処方されたが、痛みはやや緩和した程度、定期血液検査の結果は改善が認められず、漢方の治療を希望。高槻の某漢方内科で受診したが、病状は改善せず、当院に受診。
来院時、両手のこわばり、関節痛があり CRP:1.5mg/dl 血沈:20(1時間)
1か月後 こわばり、疼痛が軽減 CRP:0.6mg/dl 血沈:15(1時間)
2か月後 疼痛が消失し、こわばりはたまにある程度。血沈、CRP、MMP-3はいずれも正常範囲である。
現在、漢方薬を継続中である。

60代 女性 大阪在住

2013年1月、呼吸困難にて間質肺炎と診断された。肺炎の治療中に抗CCP抗体も500台のため、リウマチも併発と判明。某医科大学病院より、アザルフィジンとケアラムを処方されたが、炎症がやや改善された程度で、CRP3.5 MMP-3 180台で推移。咳、痰、痛みもほとんど改善を認めず、病状を緩和したいため、当院に受診。
弁証と弁病より生薬を処方。

2015年3月 6月 10月 2016年2月
CRP 3.5 2.6 1.2 0.5
MMP-3抗体 160 120 90 80

咳、痰など呼吸器症状も明らかに改善が認められ、痛みもほとんど気にならない程度まで回復された。

アトピー

20代 男性

幼少時よりアトピーあり。全身に湿疹あり、特に顔が赤くて、非特異IgE:2万台。
弁証より、柴胡清肝湯加減を処方。
1週間後、口渇くが改善、上腕の赤みが改善。
3週間後、かゆみが改善、腹部、背中の赤みも改善傾向。
1か月後、肌は乾燥しているが、赤みは目の周辺のみに認める。
保湿剤を使用し、内服を調整中である。

6歳 女児

来院前、ステロイドの外用薬で治療中。母親が副作用を気にして、ステロイドを中止し、来院。目の周辺と耳たぶに赤みと湿疹を認める。
1週間後、目の周辺の赤みが改善、耳たぶの湿疹はかわりなし。
2週間後、赤みがほぼ消えている。ときどき腹痛があり、内服を変更。
4週間後、膝の裏に赤みがわずか。耳たぶに湿疹なく、腹痛もなし。

30代 女性 OL

幼少時よりアトピーあり、中学校から症状が改善。最近、仕事が忙しくて、生活の環境の変化もあり、病状が悪化。顔、四肢に湿疹がみられ、かゆみ、熱感もあり、漢方の治療を希望のため、当院で受診。
弁証よりエキス剤を処方。
2週間後、顔面の湿疹、かゆみが改善。
1か月後、顔面の湿疹ほぼ消失した。

40代 女性

子供のころからアトピーが認められ、ステロイド外用薬で治療を受けた。中学生になってから、ほぼ治癒。最近、ストレスでアトピーが再発、特に手の湿疹がひどく、仕事にも支障が出たため、当院に受診。
2週間後、湿疹、かゆみが改善。
1か月半後、湿疹が消失。

40代 男性

子供のころから、アトピーが認められ、ステロイドなどの治療を受けた。2、3年前から仕事のストレスで皮膚炎が悪化、西洋の皮膚科や漢方クリニックなどで治療を受けたが、病状の改善が認められなかったため、当院に受診。
弁証より煎じ薬を処方。
2週間後、湿疹が徐々に改善。かゆみ、湿疹が四肢に少量のみ。
2か月後、ステロイドを中止。漢方のみで治療を続け、明らかに皮膚炎の改善が認められた。かゆみはわずか程度。
半年後、皮膚炎が完治。

うつ

40代 女性

7年前、職場が変わってから、気力がなくなり、他院で煎じ薬を2年間飲み続けたが、症状が改善せず。心療内科にも受診し、内服するも特に効果がなかった。
弁証より、加味逍遥散加減を処方した。
1週間後、内服して3日目から、ご飯をおいしく感じるようになった。睡眠薬を飲まずに眠れた。
3週間後、体調は良く、食事もおいしく食べている、睡眠もちゃんと取れている。

不安神経症

30代 女性

数年前から、食事の後に動悸を感じ、たまにのどの詰まり感がある。今は、食事に関係なく、動悸、恐怖心を常に感じる。
弁証より、抑肝散加陳皮半夏加減を処方。
2週間後、動悸がなくなったが、食事の後にお腹が張る。たまにのどの詰まり感がある。
処方を微調整した。
3週間後、食事の後にお腹が張っている感じはなくなったが、まれにのどの詰まり感がある。
内服を調整中である。

しんどい、ふらつき、不安など

8年前に会社の役員になってから、しんどい、ふらつき、不安などの症状が出現し、心療内科に受診したが、内服でさらにふらつきが強くなり、眠気も強いため、内服を中止した。
弁証より六君子湯加減で治療。
2週間後、食欲、ふらつきも改善した。
1か月後、不安も改善して、気持が楽になった。
内服微調整中。

腰痛症

60代 男性

整形外科より脊柱管狭窄症と診断されて、鎮痛剤などを内服したが効果なし。整骨院などの治療も受けたが、改善せず来院。
弁証より八味丸加減を処方。鍼灸治療も併用。
1週間後、痛みがやや軽減。
2週間後、痛みが半減、日常生活に問題なし。
4週間後、痛みが気にならない。旅行、ゴルフなどを楽しんでいる。

手湿疹

30代 女性

仕事と子育てのストレスで手湿疹がどんどん悪くなり、痒みがつよい。
弁証より四物湯などを処方。
1週間後、かゆみがやや改善。
2週間後、湿疹の範囲も縮小している。
4週間後、湿疹が消失して、皮膚のかゆみはわずか。

不眠症

不眠症

3年ほど前から仕事のストレスで寝付いても途中で目が覚めて眠れなくなった。
他にも、睡眠に入るまでに時間がかかるようになった。昼は疲れ、集中力低下、落ち込みを認められた。
西洋薬を内服されたが、改善されず。睡眠を改善したいため、当院に受診。

1か月後、睡眠がやや改善されて昼の疲れもほとんど感じなくなりました。
2か月後、睡眠障害がだいぶ改善されて気分も楽になりました。
3か月後、西洋薬を内服しなくても熟睡でき、体が軽くなり、仕事にも自信を持てるようになりました。

不眠症 イライラ 冷え 40代前半 女性

20代から冷えを感じ、最近、イライラ、寝つきが悪い、夜間尿2、3回/日。
弁証より補中益気湯などを処方。
1週間後、気持ちが落ち着いてきた、足の冷えも改善。夜間尿1回/日程度。
2週間後、寝つきは改善したが、夜間尿はたまにある。八味丸を追加。
4週間後、体調がだいぶ良くなり、気持ちが落ち着いており、夜間尿もなく、内服を微調整。

下痢症

20代 男性

2年前より人ごみが苦手、人としゃべるとしんどく感じ、ストレスを感じると下痢になる。心療内科の薬を内服中。
弁証より、四逆散加減を処方。
1週間後、下痢がやや改善、人ごみが苦手なのは、変わりなし。
2週間後、下痢はないが軟便気味、人ごみにドキドキすることは少なくなった気がする。
4週間後、下痢はなく、たまに人ごみにドキドキする。
内服を微調整中である。

腹痛症

30代 女性

来院1週間前、鼻水、体のだるさがあり。その後、後頭部が重く、ひどい腹痛になったため、近医で受診。血液検査で異常なく、抗生剤など処方されたが効果なし。その後、婦人科で受診。腹部エコー、血液検査を受けたが、問題ないと言われた。
弁証より、当帰四逆加呉茱萸生姜湯加減を処方。
1週間後、腹痛がなくなり、頭痛は後頭部から前額に移り、以前のようにずっと痛いわけではなく、たまにある程度に軽減。
2週間後、腹痛も頭痛もなく、終診へ。

寝汗

20代 女性

寝つきが悪くて、起きた時に寝汗がひどい。3,4回/週程度。
柴胡加龙骨牡蛎汤加减で治療。
2週間後、寝つきが改善し、寝汗は週1回程度までに。
その後、肩こりや胃のもたれもあるため、内服を何回か調整し、症状が軽快したため、終診。

帯状疱疹後神経痛

50代 男性

2年前、帯状疱疹を発症。ステロイドなどの治療で病状改善したが神経痛が残り、ペインクリニックで受診、神経ブロックなどを受けたが改善せず、痛みで夜眠れない。
弁証より、煎じ薬と鍼灸治療へ。
1週間目、痛みは特に変わりなし。
2週間目、痛みがやや軽減、睡眠も前より改善。
4週間目、痛みは半減、睡眠に支障なし。
煎じ薬を微調整中。

突発性難聴 耳鳴り

80代 男性

数年前に突発性難聴が発症し、ステロイドなどの治療を受けたが、聴力低下を認め、最近耳鳴りもひどくなり、寝るのも難しかった。
弁証より、煎じ薬を処方し、鍼灸の治療も加わる。
1週間後、食欲は改善したが、耳鳴りは変わらず。
2週間後、食欲と睡眠が改善、耳鳴りは半減、特に鍼灸後の2、3日は調子がいい。
4週間後、病院の聴力検査で聴力の改善を認めた。耳鳴りが小さくなり、睡眠に支障なし。
内服を調整中である。

5、6年前、突発性難聴と診断される

5、6年前、突発性難聴と診断されて、ステロイドとビタミン製剤、血流改善薬を内服したが、改善せず。耳鳴りもひどくて、“キン”という高い金属音のような耳鳴りに悩まされる。睡眠にも影響して、ちゃんと眠れず、昼間は常にぼーっとした。
来院後、弁証より生薬と鍼灸の治療開始。
2週間後、耳鳴りが改善、回数も前より減った。
4週間後、耳鳴りは気にならなくなった。睡眠の質も改善し、日常に困らないという。

口唇炎

口の周り、唇に荒れ

2か月前、酒がきっかけで口の周り、唇に荒れがあった。皮膚科に受診したが、なかなか治らないため、当院に受診。
弁証より六君子湯加減で治療。
2週間後、症状が消失した。「2か月間悩んでいた。漢方はすごい。」といわれたが…。(弁証が正しいのであれば、普通です)

原因不明背部紅斑

3年前から背部に紅斑が出現

3年前から背部に紅斑が出現し、皮膚科で受診したが原因不明でステロイド外用薬を処方された。塗ったらよくなるが、塗らなければまた出てくる。ステロイドをやめたいため、当院に受診。
弁証より十全大補湯加減で治療。

  • 2週間後、ステロイド外用なしで紅斑は改善。

  • 1か月後、紅斑は消失した。

自閉症

6歳 男児

幼少時より自閉症と診断された。数か所のクリニックに受診したが、治療法がなく、しかも同じ抑肝散を処方されたが、効果なし。来院時、「あ、あ」しか発語できなかった。
弁証より生薬処方。
1か月後、寝汗が改善。学習への集中力の改善を認めた。
2か月後、3文字まで発語できるようになった。以前は、本を読む時や先生が教える時もマイペースで、うろうろしたりなど集中できなかったが、現在は、 自分で絵本を読む際、1時間程度は集中できるようになり、先生が教える時もちゃんと座り静かに聴けるようになった。
現在、内服を調整中である。

咳喘息

40代 女性

1年前に咳喘息と診断され、ステロイド吸入薬で症状改善したが、常にのどがカラカラ、ステロイドの副作用も心配で当院に受診。
弁証より麦門冬湯加減で治療開始。
2週間後、全身状態がよくなり、たまにステロイド吸入薬を使用。
4週間後、吸入薬使用しなくても、咳なし、食欲も改善。体が楽になったという。

20代 女性

3か月前より咳が続き、症状が強いため、仕事にも集中できず、呼吸器内科に受診、内服と吸入薬を処方されて、症状改善した。まだ若いので、長期的にステロイドを使用したくないため、当院に受診。
弁証より生薬処方。
週間後、吸入薬の回数を徐々に減らした。咳の悪化なし。
5週間後、ステロイド吸入薬を使用しなくても、咳はなく、全身状態もよくなった。
現在、生薬調整中である。

不明熱

6歳 男児

今年6月から頭痛、全身倦怠感、37度台の微熱が続いたため、近所の小児科で受診。
血液検査などの結果は問題がなく、原因が分からないため、西宮の某総合病院を紹介され、いろいろ検査を受けたが、結局、原因は分からず、治療法がないといわれた。その後も症状が続いたため、当院に受診。
弁証より補中益気湯加減を治療。
1週間後、頭痛が消えたが、微熱はかわりなし。
2週間後、微熱が改善したが、たまに出る場合がある。
3週間後、微熱が消失し、全身倦怠感もなく調子が良いため、徐々に内服減量して終診する予定。

気管支喘息

3歳 女児

1年前に気管支喘息と診断された。近医よりホクナリンテープ、オノンドライシロップ10%、メプチン吸入で治療を受け、病状が比較的安定した。10月末に喘息を再び発症した。西洋薬の副作用が気になり、当院に受診。
弁証より神秘湯加減を処方。
1週間後、喘息が改善、たまに咳がでる。
3週間後、咳はなく、症状消失。
現在内服を減量継続中である。

50歳 女性

2006年ごろから、咳があり、なかなか治らず。近医の呼吸器内科に受診。
気管支喘息と診断される。その後、セレベントとオルベスコンを吸入されたが、症状がやや改善した程度。大阪の某漢方クリニックにも受診して、定喘湯、五虎湯などを処方されたが、やはり咳、痰の改善が認められなかった。
2014年11月、当院で受診。
弁証よりエキス合方と当院のオリジナル散剤を内服後、症状が徐々に改善された。
その後、病状を見ながら、吸入薬を少しつづ減量した。
現在、吸入せず、漢方のみで病状が安定している。

ベーチェット病

50代 女性

10年前、べーチェット病と診断された。免疫抑制薬、ステロイドの内服で病状が改善。その後、少量のステロイド内服で維持。しかし、口腔潰瘍を繰り返し、不眠、動悸、結節性紅斑、両上肢の痛みを認める。症状を改善したいため、当院で受診。
弁証より生薬を処方。
2週間後、動悸、睡眠が改善。
1か月後、結節性紅斑、上肢の痛みも良くなり、たまに口腔潰瘍がある程度。
2か月後、口腔潰瘍も再発なし。
その後、ステロイドを徐々に減量して、4月末で中止した。現在、漢方薬のみで全身状態がよく、病状の再発もなし。

外傷痛

外傷後頭痛 40代 男性

交通事故後、頭痛を認めた。病院で検査を受けたが、原因がはっきり分からず、画像上も問題ないため、ロキソニンのみを処方された。内服後2、3時間程度の効果しかなく、痛みが続き、常にイライラを感じ、また西洋薬をやめたいため、当院で受診。
弁証より処方。
2週間後、頭痛が軽減、ロキソニンの内服は1週間2、3回程度。
1か月後、頭痛がほとんどなく、ロキソニンもほぼ不要である。
2か月後、口腔潰瘍も再発なし。
現在、頭痛はない。ロキソニンは内服せず、漢方薬を減量中である。

乾癬

40代 男性

5年前から、大腿部などに乾癬が認められ、近医の皮膚科で受診。ステロイド外用薬で対症。
症状の緩和と増悪を繰り返したため、当院で受診。
弁証より生薬を処方。
2週間後、乾癬は薄くなり、赤みとかゆみも改善。
4週間後、乾癬はさらに改善、かゆみはたまに感じる程度。
2か月後、乾癬がほぼ消失し、わずかなかゆみのみ。
現在、内服を調整中である。

20代 女性

幼少時より乾癬を診断され、ステロイド外用薬の治療を受けた。病状は良くなったり、悪くなったりした。かゆみもつよく、これ以上ステロイドをしたくないため、当院で受診。
来院時、四肢に乾癬を認める。融合して紅皮症のところもあり。
弁証より生薬を処方。
4週間後、乾癬は薄くなり、かゆみも改善。
8週間後、乾癬はあとのみが残り、ほとんどかゆみなし。

女性

幼少時より乾癬と診断された。ステロイド外用で改善したり、悪くなったりする。かゆみがつづき、ステロイドもやめたいため、当院で受診。

現在内服減量、調整中。

前立腺炎

慢性前立腺炎 40代

5年前より慢性前立腺炎と診断されて、西洋薬を内服されているが、症状の改善が認められず。時々、尿検査で白血球、赤血球を認め、また下腹部の違和感と精力低下を認めた。
弁証より生薬処方。
2週間後、下腹部の違和感、陰嚢の湿っぽい感じが改善。
4週間後、尿検査で白血球、赤血球が消失、精力の改善も認めた。
2か月後、定期尿検査で白血球、赤血球もなく、元気になり、現在内服を調整中である。

妊娠中の浮腫、湿疹など

妊娠中浮腫、湿疹 20代後半

妊娠3か月から、下肢浮腫、湿疹が出現し、その時点では特に気にしていなかった。妊娠8か月ごろから、下肢浮腫、湿疹が増悪し、かゆみも強く、当院で受診。
弁証より内服を処方。
2週間後、浮腫が改善、湿疹も改善傾向。
4週間後、浮腫さらに軽減、かゆみはなくなり、湿疹が消失。
内服を減量、調整中。

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎 20代 女性

潰瘍性大腸炎と診断されたが、授乳中であるため、西洋薬を飲みたくないので、当院で受診。
来院時、血便、腹痛、睡眠障害あり、CRP:3.5㎎/dl
弁証より漢方薬を処方。
1週間後、腹痛軽減、血便はほとんどなし。
3週間後、下腹部に若干違和感があるものの、血便はなく、睡眠障害も改善。
1か月後、腹痛、血便はなく、CRPも正常範囲。
内服を減量、調整中である。

湿疹

30代 女性 全身に表れた貨幣状湿疹が3か月で治癒した症例

治療方法:漢方薬
他院にて貨幣状湿疹の診断があり、保湿剤などで治療を行われていたが、改善が見られなかったので、当院に来院。
中医学的な精査を行い「湿熱」による診断があることから、湿を取り除きかゆみや熱を取る漢方薬を処方。

  • 1週間後 症状に明らかな変化が現れ、赤みや痂皮(かさぶた)の減少がみられた。新たに湿を取る漢方薬を加え、続けて加療をおこなった。

  • 3か月後 湿を取る漢方に加え、血を調える漢方を使うことにより、湿疹が大幅に改善された。

湿疹 40代 女性

1か月前から、特に誘因なく足の湿疹が見られたが、そのうちに治ると考えて、治療を受けなかった。病状を改善するため、当院を受診。

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